保証人や担保が要らないカードローンが背負う重い代償とは

銀行やその他金融機関でお金を借りる時にたいてい必要になる保証人。保証人には二つの種類があって、一つは一般的な保証人。そしてもう一つが「連帯保証人」です。初めに、保証人と連帯保証人の違いをはっきりさせておきましょう。

保証人と連帯保証人の違い

まず保証人についてですが、保証人とは借金の肩代わりをする人のことを指しています。例えば、あなたがA社から100万円を借りる時に、貸金業者から保証人の提出を求められたとしましょう。もしあなたが借金の返済が不可になると、その保証人はあなたに代わって返済をする義務が生じます。これが保証人の役割となるわけですね。

では、連帯保証人とは何でしょうか?連帯保証人も基本的にはあなたの借金の肩代わりをすることに変わりはありませんが、微妙に責任の程度が異なります。簡単に言うなら、借金をしたあなたと同等の立場で借金返済の責任があるのが連帯保証人なのです。

保証人の場合、借金をした当事者に返済能力が全くなくなった時に限り、借金の肩代わりをすることになるわけですが、連帯保証人の場合、借金をした人に返済能力があるなしに関わらず借金の返済責任があるという違いがあるのです。

ですから、ローン会社に借金の返済を求められれば、連帯保証人は断ることはできません。保証人と連帯保証人の責任の度合いが全然違うということですね。

保証人の要らないカードローン!

日本弁護士連合会の報告によると、他の人の借金の肩代わりが原因で破産した人は、自己破産者全体の25%にもなるとのこと。つまり、4人に1人は他人の借金が原因で破産したというわけです。

これを知ると、曖昧な気持ちで、または信頼度の低い人の借金の保証人・連帯保証人になるのが如何に危険かお分かりいただけると思います。でも、個人向けのカードローンならその心配はなさそうです。

というのは、カードローンは原則無担保・無保証での借入れ可能だからです。ですから、保証人を探す必要は全くありませんし、誰かの借金の肩代わりをする必要もありません。

金利は少し高めだが・・・

その代わりではありませんが、保証人の必要ないカードローンの金利は高く設定されています。低金利カードローンでも15.0%くらいの金利が設定されていますので、一般の銀行ローンなどに比べれば利息総額は少なくないでしょう。

それでも無保証でOKというのは大きな魅力です。自分だけでしっかり責任を担えますから、返済をしっかり行えば全く問題がないのです。保証人の要らないカードローン、繰り上げ返済などを上手に活用していきたいものです。

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