メリットもデメリットも少なくない!銀行総量規制のもたらす影響とは

現金融資を受けるなら銀行が良いと思う方が少なくありませんが、銀行に限らず各金融機関どこでもキャッシングは可能です。しかし、どこでキャッシングをするかを選択する上で大きな影響がある「銀行総量規制」。総量規制に関しては確認済みでしょうか?

総量規制のメリット・デメリットをよく考えると、どこでお金を借りれば良いか一つの指針を得られるはずです。

総量規制が導入されたわけとは

総量規制が導入された目的は、端的に言えば「消費者の保護」の一言に尽きると思いますが、導入されるまでは、どんな立場の方でもかなり高額な借入が可能な状況でした。自分の返済能力を超えての借入が容易でしたから、返済に苦しむ方が少なくなかったのです。

しかし、サブプライム問題をきっかけに金融危機が世界中を襲い、日本も例外ではありませんでした。その結果、金融機関からお金を借りていた個人がお金を返せないという状況に陥ったのです。ただでさえ限界を超えての借入でしたが、そこに拍車をかけた金融システムの崩壊。

これではまずいと察知した国が導入することになった総量規制では、年収の1/3以上の額を借入れすることが原則不可となったのです。

総量規制のメリットと・デメリット

総量規制の最大のメリットは、消費者が返済苦に陥ったり自転車操業になることを事前に防ぐ効果があるのは間違いありません。上でも述べましたが、基本的には年収の1/3以下しか借入はできませんから、借入額をセーブする役目があります。

総量規制はどうしてもデメリットに注目がいってしまうのですが、以前と比べると特定の方が借入しづらくなったのは確かです。仕事をしていない専業主婦の方が借入する時は、夫の同意書と収入証明書の提出が義務付けられましたから、夫に内緒で借入れ・・・なんてことが出来なくなってしまったのです。

もちろん、これはメリットでもありますが、デメリットにしか映らない人も少なくないでしょう。

総量規制にも例外あり

ただし、銀行でのキャッシングやカードローンなら、年収の1/3以上の借入が可能です。というのは、銀行だけは総量規制の対象外だからです。ですから、少し多めに借りたいという人は銀行のキャッシングを検討すると良いでしょう。また、緊急な医療費や住宅ローンなども総量規制の対象外ですから、安心して借入申込ができます。

しかし、どんな形で借入れするにしても返済すべき義務があることに変わりはありません。借入前に返済計画を立て、返済計画通りに返済をしていくこと。これが絶対条件ですから、総量規制に有無に関係なく、その重要ポイントをお忘れなく!
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